六本木ヒルズとさんぽみち。
まだ建設中の六本木ヒルズの間に開通した、
けやき通りをはじめて通った時はスゲー驚いた。
中高生の時たまに、CD屋さんと本屋さんに行くために
学校から六本木へ歩いてでかけた。
その頃は六本木でしか得られないものが
まだいろいろあったから行ったわけで、
六本木という町自体の魅力は感じたことはなかった。
六本木はあまり好きな場所ではなかった。
首都高の高架のせいで暗くてじめじめして
ほこりっぽい印象があった。
細くて小さな雑居ビルばかりで
それらの各階には自分と関係のない
無数の飲食店が詰め込まれていた。
その後店の入れ替わりはいろいろあれど、
六本木から得られる印象はずっと変わらなかった。
そんな六本木に明るくて、広い歩道の通りができたのだ。
今では並木がライトアップされたりして
家族連れが楽しそうにすれちがっていったりする。
そんな通りで犬と散歩したりお茶したりできる。
いろんな人と言葉をかわしたりする。
六本木ヒルズの是非はいろいろあるだろう。
通っていたCD屋「wave」は土地開発でなくなった。
でもこんな通りがひとつできただけでも
六本木ヒルズができてよかったと思えるゼ。
* 六本木ヒルズ49階の図書館から並木をパチリ。
下の建物はテレ朝。右はコンラン卿デザインの住宅ビル。上の方は麻布十番。