August 13, 2005

トイカメな国立新美術館

雑誌についてたペーパークラフトなピンホールカメラ、”zebra”で

写真を撮ってみた。通勤途中に寄り道ダ。


この建物はいっけん変な人だけどよく聞くと真理をついてたりする建築家、

黒川紀章デザインの国立新美術館だ。

まだ建設中をパチリ。





国立新美術館は2006年4月に開館予定の新しい美術館だ。

ココに元々あった東大の生産技術研究所(生研)と

物性研究所(物性研)がそれぞれ駒場と柏に移転し、

国立新美術館と政策研究大学院大学が建設された。

国立新美術館は基本的に作品を所有しない。

優秀な美術品を収集、維持管理、展示していくことは

国立の美術館の大切な役目なのだが、

国立新美術館は展示のみを行うこととなっている。

そのため美術館とはいいながら実際は建物だけの、

中身のない箱物行政の見本のような見方もある。






でも所蔵品が無いことは、必ずしも悪いことではない。

たとえばロサンジェルスにある磯崎新建築な現代美術館、

Museum of Contemporary Art: MOCA の

Permanent Collectionは多くはない。

しかし所蔵品を中心としない展示ゆえ内容の斬新さを保っていて、

基本的に特別展を中心とした展示構成となっている。みたい。

ごめん。行ったことないんよ、MOCA。

現代美術って言われるとなんか、街角でお姉さんに呼びかけられて

ヘンなイルカとトラのシルクスクリーン売りつけられちゃったりされないように

逃げたくなるくらいの苦手意識があってサ。イカーン。

でもロサンジェルスの中心街を車で走っていると、

MOCAの企画展のポスターや旗( ? )のようなものをよくみかけるし、

今どんな企画が開催されているのか知ることができる。

親しみやすくて斬新な企画をきちんとたててそれを積極的に広報することで、

たくさんの人に美術館に来てもらうことができているのだ。

さて。日本の美術界はとても古典的だし、行政の文化に対する理解も

浅くみえるので国立新美術館の運営がうまくいくかは謎だ。

でも美術館はキュレーターやスタッフ次第。

せっかくの新しい美術館なのだからレガシーな美術団体でなく、

六本木という場所を利用した斬新な発想で、若い人の活動を支援してほしい。

その年の美大の卒業作品や修了作品を集めて展示するとか。

あるいはVJさんのイベントとかできたらカッコいいと思うし。








ちなみに東大の生産技術研究所の建物は一部分が残されて

今後も保存されることになっている。

なぜならその建物は戦前ココに駐留していた旧陸軍が使用していたものであり

2.26事件等、歴史にも関わりの深い場所だったからだ。

昔一度だけ用事で生研に行ったことがあったけど

たしかに大学にしては無骨で、でも古くて味のある建物だったような気がする。

戦後はこの旧陸軍跡地と建物を米軍が接収した。

一部が返還されて東大が使用していたのだが、

残りはまだ今も米軍が使用している。

となりの青山公園にヘリポートが隣接していて、

その危険性に対しての反対運動が続いているし、返還問題でモメてたりする。




新しいことは楽しいし、でもせっかく古くから人が住んでいた場所なのだから

そういう歴史も酌んだ上でそれらをひっくるめて、

来年新しい美術館や新しいビルを楽しみたいゼ。






今日ははてなマップにトラックバック。

この呪文ではてなマップの国立新美術館建設予定地の荒野に、

このblogへのリンクがぷわっと浮き出るはずなのダ。が。アレレ??

ダンドリ失敗!

結局so-netに伺ったところ、trackback 等には問題なく。

再度 track back を送ったらうまく行きました。(*)

ありがとう、so-netの中の人!


はてなマップの国立新美術館へのリンク。

http://map.hatena.ne.jp/?x=139.7263900223626&y=35.66533548830039&z=0&type=satellite




ケーキカット: 東大生産技術研究所

http://tate.32ch.com/shosai/diary/haikai/3rentai.html




黒川紀章がThinkPadを語る!――「早く人間に追いついてみろ!」

http://ascii24.com/news/i/keyp/article/2003/07/12/644869-000.html




国立新美術館とは何か?

http://www33.ocn.ne.jp/~artv_tenpyo/tenpyo/webtenpyo/fujita/fuji-1.html




麻布米軍ヘリ基地問題および撤去運動に関連する主要な出来事

http://home.att.ne.jp/sigma/azabu/docum/nenpyou.html








文化庁: 国立新美術館

http://www.bunka.go.jp/shinbi/




国立新美術館 公式 webpage

http://www.nact.jp/




MOCA: The Museum of Contenporary Art

http://www.moca.org/




黒川紀章

http://www.kisho.co.jp/






*はてなマップへの track back には、そのblogからのはてなマップへの

linkが必要となります。

で、track back ping がはてなマップに送られるとはてなマップは

そのblogに行ってリンクがあるかどうかチェックすると思われます。

blogのserver更新がはてなマップの link check のタイミングより遅いと

はてなマップはblog中のlinkが確認できず、track back をMap上に

表示しない可能性があります。

so-netのblogの仕様では、track back先を判別するようなことはせず

ユーザーの指定したURLには必ずtrack back ping を飛ばすそうです。

また、オレの送ったtrack back もとくにエラーなどにはなってなかったそうです。

ということで、はてな側のlink check のタイミングが早かった、

もしくはso-net 側のserver更新が track back ping を打つタイミングよりも

遅かった可能性が高いと思ってます。

当然ですが、はてなマップに送ったtrack back を track backした側が

直接はずすことはできません。マップ上の track back をはずすには

はてなに連絡をいれてはずしてもらわないといけません。

なので実験的にむやみに track back すると、エラいことになってしまいます。

とりあえず blog を書いて、server にアップして、表示されることを確認してから

track back すれば問題なさそうです。

so-netの担当の方、詳しい調査と結果報告ありがとうございました。

しかしエラいなぁ、位置情報系。21世紀の風を感じるゼ。








ogaoga’s blog: てやん亭”で歓迎会

http://www.ogaoga.org/archives/2005/07/post_133.php




Uzlog: auGPSケータイでリアルタイムトラッキング+Google Maps上にリアルタイム表示

http://web.sfc.keio.ac.jp/~usuyu/MT3/archives/2005/07/augpsgoogle_map.html